RAWデータ
RAW(ロウ)とは「生」を意味し、デジタルカメラのCCDなどの撮像素子から電気信号として得られたままの画像処理が行われる前の生データのことです。
RAWデータのままでは画像処理されていないので、専用ソフトにより画像処理(現像)して一般的なデータのJPEGやTIFFに変換します。
その際に露出やホワイトバランス、現像パラメーターなどを再設定することができます。
この現像では、JPEGデータをフォトレタッチソフトで修整するのとは違い、データの劣化なしで高画質データを得ることができます。
ただRAWデータの規格がデジタルカメラメーカーにより異なるために、そのRAWデータに対応した専用ソフトが必要なことと生データのため容量が大きい点がデメリットです。
RAWデータ(NEF形式)
私は現在の撮影には全てRAWデータにて行っております。
そしてニコンオリジナルソフトウェアの「Nikon Capture4」にて現像しています。
元データはNEF形式(Nikon Electronic Formatの略でニコンのRAW画像のファイル形式)で保存しておき、「Nikon Capture4」にて好みのイメージに補正してJPEG形式に変換してから必要なものは印刷しています。
D70を買った当時、画像はJPEG形式にて行っていたのですが、当然カメラは初期設定のままでデジタルイメージプログラムの「AUTO]にて全てカメラまかせで撮影を行っていました。
そしてパソコンにて画像データを見てショックを受けました。
自分のイメージとかけ離れたとても暗い画像だったんです。
少し勉強した今なら理由は理解できるんですけどね。
(露出オーバーで白飛びした画像はデータが存在しなくてレタッチでも救済の方法がないのですが、露出アンダーの画像はまだ救いようがあるので初期設定では少しアンダーぎみになっているんだと思います。)
それ以来、「Nikon Capture4」を購入してRAWデータで撮影して現像しています。
Nikon Capture4」にて現像の様子
(画像はクリックすることにより別ウィンドウで大画像表示いたします。)