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ホワイトバランス

ホワイトバランスとは、デジタルカメラにおいて撮影時の光源の色温度に合わせて発色をコントロールする機能です。 人間の目では白い色は光源の色温度に関係なく白く見えますが、デジタルカメラでは光源の色温度によって調整を行わないと白い色が白くなりません。(詳しい原理は他のサイト等で勉強してくださいね。) この調整がホワイトバランスです。
「色温度」とは日常の生活空間の中にはさまざまな光源があり人によって色の感じかたは違います。 色温度とは光源からの光色を絶対温度「K](ケルビン)という客観的な数値で表したもので、色温度が低いということは光色が赤みがかっていることを意味し、色温度が高いということは青みがかっていることを表します。ろうそく(約2000K)や白熱球(約3000K)などの赤っぽい光は色温度が低い、晴天下(10000K)の青白い光は色温度が高いということになります。

ニコンD70のホワイトバランス

ホワイトバランスには自動制御の「オートモード」と各色温度に固定されている「マニュアルモード」、撮影時に調整する「プリセットモード」があります。
ニコンD70のホワイトバランス設定は、CCDからの信号と測光用の1005分割RGBセンサーとの併用によって入射した光の色温度を読み取り、ホワイトバランスを高度に自動調整する「オートホワイトバランス(約3500〜8000K)」、 「電球(約3000K)」・「蛍光灯(約4200K)」・「晴天(約5200K)」・「スピードライト(約5400K)」・「曇天(約6000K)」・晴天日陰(約8000K)」の6種類から設定するマニュアルホワイトバランス、撮影者が独自にセッティングする「プリセットホワイトバランス」の3種類の設定があります。
色温度に適したホワイトバランスに設定すれば自然な色実になります。 被写体が赤みがかってしまったら色温度が低いホワイトバランスへ、逆に青みがかってしまたら色温度が高いホワイトバランスにセットすればよいです。
プリセットの方法はいろいろありますがここでは省略します。
もっと詳しく知りたい方は他のサイトを参照下さい。
夜、リビングにて電球光にて壁に掛けたリースをホワイトバランスを変えて撮影してみました。
「ホワイトバランス:プリセット」はプリンタ用紙に入っていた白厚紙と銀一のシルクグレーカードにてセットしました。
カメラ:ニコンD70 レンズ:AF-S DX ZOOM NIKKOR ED18-70mm
(画像はクリックすることにより別ウィンドウで大画像表示いたします。)

ホワイトバランス:オートの画像

ホワイトバランス:オート
焦点距離:27mm
露出モード:プログラムオート
測光モード:中央部重点測光
シャッタースピード:1/30秒
絞り値:F3.8
露出補正:0EV
感度:ISO900

ホワイトバランス:電球の画像

ホワイトバランス:電球
焦点距離:27mm
露出モード:プログラムオート
測光モード:中央部重点測光
シャッタースピード:1/30秒
絞り値:F3.8
露出補正:0EV
感度:ISO800

ホワイトバランス:蛍光灯の画像

ホワイトバランス:蛍光灯
焦点距離:27mm
露出モード:プログラムオート
測光モード:中央部重点測光
シャッタースピード:1/30秒
絞り値:F3.8
露出補正:0EV
感度:ISO800

ホワイトバランス:晴天の画像

ホワイトバランス:晴天
焦点距離:27mm
露出モード:プログラムオート
測光モード:中央部重点測光
シャッタースピード:1/30秒
絞り値:F3.8
露出補正:0EV
感度:ISO800

ホワイトバランス:フラッシュの画像

ホワイトバランス:フラッシュ
焦点距離:27mm
露出モード:プログラムオート
測光モード:中央部重点測光
シャッタースピード:1/30秒
絞り値:F3.8
露出補正:0EV
感度:ISO200

ホワイトバランス:曇天の画像

ホワイトバランス:曇天
焦点距離:27mm
露出モード:プログラムオート
測光モード:中央部重点測光
シャッタースピード:1/30秒
絞り値:F3.8
露出補正:0EV
感度:ISO800

ホワイトバランス:晴天日陰の画像

ホワイトバランス:晴天日陰
焦点距離:27mm
露出モード:プログラムオート
測光モード:中央部重点測光
シャッタースピード:1/30秒
絞り値:F3.8
露出補正:0EV
感度:ISO800

ホワイトバランス:白厚紙にてプリセットの画像

ホワイトバランス:白厚紙にてプリセット
焦点距離:27mm
露出モード:プログラムオート
測光モード:中央部重点測光
シャッタースピード:1/30秒
絞り値:F3.8
露出補正:0EV
感度:ISO800

ホワイトバランス:シルクグレーカードにてプリセットの画像

ホワイトバランス:シルクグレーカードにてプリセット
焦点距離:27mm
露出モード:プログラムオート
測光モード:中央部重点測光
シャッタースピード:1/30秒
絞り値:F3.8
露出補正:0EV
感度:ISO800

結果としてホワイトバランス「プリセット」時が一番被写体の実物に近いと思います。 白厚紙とシルクグレーカードではどちらが実物に近いか判断に迷いました。
予備知識のないかみさんにみて見てもらっても”どっちかな?”というレベルでした。 ただ、ディスプレイで見ているので正式な印刷の色味とは若干違うのでしょうが、この撮影条件では白厚紙でプリセットを行ったものもシルクグレーカードにかなり近くなりました。。
今回、ホワイトバランスを勉強して大まかな事は理解できましたが、たぶん通常の撮影時にはそれ程気を使って使用しないと思います。
私の現在の被写体は子供で撮影は「RAWデータ」を使用しています。このためデータ処理には「 Nikon Capture」を使用し、その処理時に好みの色実(本当の色実とは違うかも)に現像(というのかな?)しています。
商品等の正確な色味を必要とする撮影には正式な「プリセット」が必要でしょうね。
ただホワイトバランスによる色味の違いを理解することによって使い分けることは、被写体の表現に非常に有効だと思います。
D70のオートホワイトバランス(AWB)の参考
「D70完全ガイド」のチェックテスト結果では、AWBは太陽光下でのみおすすめとありました。蛍光灯下では緑成分が強く感じられ、タングステン光では赤みが強いとの評価です。

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