露出
写真とはフィルム(デジタルではCCD ・CMOSなどの半導体)に正しい光を当てて感光させ像を作るもので、露出とはこの当てる光の量を調整することです。
フィルムにしろCCDにしろ当たる光には許容量が定めてあり、その値に適したものを「適正露出」、多く当たり過ぎている状態を「露出オーバー」、不足している状態を「露出アンダー」といいます。
「露出オーバー」では明るすぎて白っぽくなり(白飛び)、「露出アンダー」では暗い写真になってしまいます。
露出は「絞り」・「シャッタースピード」・「ISO感度」の3つで決まりますが、この詳細は後に勉強することとします。
露出を表す単位は「段」又は「EV]で光量が2倍になることを「+1段」または「+1EV」、光量が1/2倍になることを「-1段」または「-1EV]と表します。
露出の違いを比較
露出の違いを比較するためにプログラムAEで撮影したものに±1EVの露出補正をしてみました。
注)このプログラムAEの値が適正露出とは限りません。
あくまで露出値の違いに対する比較です。
カメラ:ニコンD70
レンズ:AF-S DX ZOOM NIKKOR ED18-70mm
(画像はクリックすることにより別ウィンドウで大画像表示いたします。)
ヒストグラムでみた露出の違い
上の露出補正の違う画像データを「Nikon Capture4」を使用してヒストグラムの違いを比べてみました。



露出は何で決まるのか
よく露出の説明にコップと水道の蛇口がつかわれています。
適正露出をコップ1パイの水、「ISO感度」がコップの大きさで「絞り」が蛇口の開き具合、「シャッタースピード」が水のでている時間です。
蛇口を大きく開けると(絞りを開ける)と水は速く(シャッタースピードが速い)コップ1杯(適正露出)になります。
また蛇口を小さく開ける(絞りを絞る)とコップ1杯になるのに時間がかかります。(シャッタースピードが遅い)
ちょうど良い水の量(適正露出)にするには、蛇口を開けて(絞りを開ける)速く(シャッタースピードが速い)水(光)を流すか、蛇口を絞って(絞りを絞る)ゆっくり(シャッタースピードが遅い)水をながすかである。
ちょうど良い水(光)の量になる組み合わせは複数あります。
適正露出とは?
今まで露出について勉強してきましたが、では適正露出とはなんでしょう?
カメラからみた適正露出は光の許容量だとわかったのですが、その値が同じでも「絞り」・「シャッタースピード」・「ISO感度」の組み合わせを変えることにより無限の表現ができます。
そしてなにより適正露出とはカメラが決めるものではなく、撮影者の意図した表現が反映されていれば露出アンダーだろうとオーバーだろうとそれが適正露出だと思います。
適正露出とは撮影者が決めるものだと思います。